現状回復やリフォームの時期
よく、入居者が退去して、新たな入居者が確定してからリフォーム工事を行う管理会社あるが本当にそれでいいのだろうか?
ひと昔前の様に空室率も然程高くない時代にはそれでもよかったのかもしれないが、
現在の様に入居者確保が難しい時代では、内見の際に印象が悪くなるので避けるべきである。
汚いままでは入居者の決断が鈍るどころか管理業者に対する信頼性も疑われる。
退去リフォーム工事では、ただクロスを貼り替えるだけでなく、
耐用年数を経過した古い機器等は機能性を高めるため新しい商品に取替え、
商品価値を高める工事も検討することも視野に入れたい。
クロスの貼り替えでは、
お部屋の一面のみデザイン性の高いクロスを貼るだけでアクセントが付き、
お部屋のデザイン性が大幅に上がる。材料差額コストは然程変わらない。
また、古いタイプのお部屋では、
1DKのDKが無駄に広く、場合によっては、3帖〜4帖程度の小部屋をつくることも可能なケースもある。
また、置型のカウンター等を設置するだけで使い勝手が良くなる。
その他、床下収納の設置や防音防犯の観点からインナーサッシを設置する等々が考えられる。
早期の入居者確保の観点から、高齢者向けにバリアフリーのリフォームを行う場合もあれば、
女性専用向け仕様やペット同居専用向け仕様にリフォームを行う場合もある。
時代の変化と共にライフスタイルも多様化しているので、
建物のバージョンアップは言わば必然の作業かもしれない。
THDC-Tokyo Housing Distribution Center-
東京住宅流通センター株式会社
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