物件を探す時、
多くの方が「バス利用エリア」を敬遠される場合が多いです。
もちろん、駅から歩けたほうが便利ですよね!
でも駅から離れたほうがリーズナブルな価格だったり・・・。
今回は、『バス利用エリア』について考察して参ります。
バス利用エリアを考察
バス利用エリアのメリットって何でしょう?
駅から遠い分、リーズナブルな場合が多いです。
ということは、同じ予算でも広いお家やお庭の広い家を購入できたり、
建物や設備・インテリアのグレードをアップする予算ができるメリットもあります。
また「買える金額=住宅ローンが通る金額」といったことだけでなく、
教育費や老後の費用など今後のライフステージによってかかるお金を考慮し、
今考えている予算よりもゆとりをもつことも考慮したほうがよいでしょう。
さらに視点を変えれば、
「駅から徒歩15分」と「駅からバス10分、バス停徒歩2分」
では、後者のほうが楽に感じることもあります!
バス便の充実度
バス利用エリアといっても、バス便がどれくらい発達しているかによって、
住まいやすさは、大きく変わります。
以前私が住んでいた場所では、複数路線が利用できたのですが、
通勤にするのに、
◆a線A駅には、徒歩9分程度(バス無)
◆b線B駅には、徒歩17分程度(バス有、バス停歩1分)
という条件でした。
当初メインはA駅利用の予定だったのですが、
B駅のほうが、比較的便利だったのと、
真夏の暑さや、冬の北風、また雨の日・・・などなど、
バスを利用する頻度があがり、最終的にはほとんどB駅を利用した、という経験があります。
がしかし、バスの最終はなんと22時30分頃!
当時、終バスを過ぎるときは、A駅を利用するようにしたり、
B駅から歩く、またはタクシー・・・といった選択となりました。
女性やお子様は、特に夜遅い場合は
なるべく歩く時間が少ないほうが安心かもしれませんね。
それに対しバスの発達しているエリアでは、
終電の時間でも深夜バスがあったり、バスの本数も多く、ストレスを感じないことも。
もちろん、エリアによっては、特に朝の通勤時間は道路が渋滞したり、
なかなかバスが来ないと思ったら、数台続けてきたり・・・といったこともあるので
注意が必要です。
急いているから今日はタクシーでと思っても、
特に皆が利用する時間帯や天候によっては、たとえば朝の通勤時間帯や雨降りの日などは、
タクシーを呼べない(電話が繋がらない、アプリでタクシーが見つからない)、
流しのタクシーも捕まらない、といったことは、どのエリアでもあるように感じます。
自家用車を利用する方
車をお仕事に使用したり、プライベートでよく利用するといった場合は、
バス利用エリアの場合、スーパーやドラッグストア・飲食店といったお店が駐車場完備の場合も多く、車を保有するメリットを生かしやすいです。
実は以前、通勤で自家用車を利用していた時、
山手線の内側を横断するようなルートだったこともあり、
会社帰りにちょっとお買い物やお食事に立ち寄りたいとき、
わざわざ有料パーキングに駐車してからとなると、
気軽に立ち寄りにくい。。。といったこともありました。
また余談ですが、
大規模マンションで機械式の駐車場の場合、出庫に結構時間がかかります。
また同じ場所に複数人で順番待ちとなってしまうことも。ぎりぎりの朝は焦ります。
(とはいえ雨の日でも駐車場からぬれずに自宅までエレベーターで直行できるのは快適です)
その点、戸建だと玄関でればすぐに出発できるのは快適ですし、なによりも時短!
駅から〇〇分というのは、ドアtoドアで考えたいものです。
停車バスの多いバス停
バスの路線図を見ていると、他のバス停よりも多くのバスが停車するバス停があることがあります。
そういうバス停付近はおすすめ!
多くの行先のバスが止まることにより、複数路線・複数駅が利用できたり、アクセスエリアが増えるなど、
バス停一つ変わるだけで、大きく利便性が変わることもあります。
駅から遠くなっても、複数路線のバスを利用できるバス停エリアの方が各段に便利なことも!
「バス利用エリア」とひとくくりにせず、
一度検討してみるのもよいでしょう。
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🔗東京住宅流通センター株式会社