自分の家は、いったいいくらで売れるのだろう?
もちろん、高額であればあるほどうれしいですよね!
でも、その査定金額に信憑性はどれくらいあるのでしょう?
その高額査定、本当ですか?
今回は、家を売る時の査定金額について考察して参ります。
※この記事は最新内容に校正し再投稿しています。初回投稿:2017.12.25
目次
査定依頼の色々


一括査定サイトって?
最近、スマホやインターネットの普及に伴って、
不動産売買もまずはネットで情報収集することがスタンダードとなりつつあります。
不動産の査定においても、自分で不動産屋を選定し査定を依頼するというだけでなく、一括査定サイトなどもよく見られるようになりました。
一括査定サイトのメリットデメリット
どの分野でもよく目にするのが、一括査定サイト。
同じ情報をなんども打ち込むことなく、複数からの見積もりが一度に取れるのは、
消費者として便利ですし、嬉しい限りです。
不動産に限らず、保険や車の売却など様々なジャンル見かけます。
確かに便利なのですが、
査定が入った時点でライバル他社がいるので、自社と契約を結んでほしいがために
実態とかけ離れた査定をしたり、様々な業者がいるのも現実。注意が必要です。
アフィリエイトサイト
アフィリエイトってご存知ですか?
成功報酬型の広告のことです。
一括査定サイトの中には、アフィリエイトサイトを多くみかけます。
有益な情報も多数見受けられますが、
当然収益を上げる為の結論ありきも見受けられ、注意が必要です。
もちろん、アフィリエイト自体、当然違法なものではなく、
どの企業も収益を上げる為に行っているので、多かれ少なかれそういった部分はありますが、
アフィリエイトサイトに限らず「情報の意図」「情報選別の大切さ」「たしかな目」を持つことが求めれらる時代と感じます。
不動産屋への直接査定依頼
ご自分で不動産屋を探して査定を依頼するというは、昔からのスタンダードです。
近所の不動産屋やネットで信頼できる不動産屋を探し、直接依頼してみましょう。
不動産屋へ直接依頼のメリットデメリット
依頼したい会社を自ら選定できたり、エリアの不動産屋など、
より広い選択肢があるのがメリットです。
直接の依頼や対面によって絆も深まりやすく、売却や意思疎通がスムーズにいきやすいメリットもあります。
とはいえ、媒介契約(売出をお願いするということ)を取りたいが為に相場よりも
ずいぶん高い査定金額を出す会社も、残念ですがやはりあります。
媒介契約とは?
媒介契約について、くわしくはこちらの記事をご覧ください
ずばり査定金額について
さて査定金額についてですが、ご存知の通り、
「査定金額=実売価格(実際に売れた成約価格)」ではありません。
もしも買取価格だったら?
もしも、「査定金額=査定した不動産屋の買取価格」だとしたら、
当然、高額であればあるほど良いでしょう!
余談ですが、もちろん不動産屋が買取をするケースもあります。
どの分野でも同じなのですが、業者買取の場合は「買取→リフォーム→販売」することもあり、中古で出回っている金額と同じ額での買取では当然利益がでないのです。
ですから、車やブランド品買取と同じで、中古での実売価格の6~7割程度の
値段での買取価格となるわけです。
業者買取は売却スピードが速いので、「早く売却希望」といった場合にオススメです。
それならばと不動産屋と「媒介契約」を結んで家を売ることが多くなります。もちろん不動産屋への手数料等などの別途経費が必要になりますが、不動産って金額が大きいので5000万円で売れるものを買取で7割と考えると3500万円で売る計算になりますからね。
不動産査定金額の意味
話を戻します。
では、不動産の査定とはどういうものなのでしょうか。
ザックリ説明しますと、
「媒介契約を結び、まずはその【査定金額】で売りだし、買主を探します。」
ということなんです。
【売れる価格】ではなく「売出価格」と、捉えておいたほうがよいでしょう。
不動産の査定をお願いすると、相場に近い金額で査定する会社もあれば、
不動産屋もしくはその営業マンによっては、媒介契約を取りたいが為に高額査定をするケースも、残念なことですがまま見受けられます。
ですから、
「査定金額=売れる金額(相場)」ではなく「査定金額≠売れる金額」であり、
つまり「査定金額=売り出し価格」と捉えます。
全ての業者でそのようなことがなされているわけではありませんが、
場合によっては相場よりもかなり高額査定がされるケースもあると覚えておくとよいでしょう。
不動産高額査定の問題点!
では、現状と開きのある高額な査定がなされ媒介契約を結んだとしたら、どのような問題が発生するのでしょうか?
査定金額と相場との開きがある場合

一般的には、相場と乖離があるため、なかなか売れず、
段階的に値下げし、相場に近づけていくことが考えられます。
そうすると、売却までの期間が長引くことになります。
売却期間が長引けば、当然固定資産税などの経費もかかります。
問題は査定を依頼した方が、その査定金額が「売れる価格だと誤解」してしまうこと!
またネットには、そういった経緯で相場より高い金額で売りだされている物件もあり
「ネットの売価」を見て、我が家も「その金額で売れると誤解」してしまうこともまた問題 だと感じています。
※売れなければ値下げや、指値(値下げ交渉)に応じていくことになります。
もちろん、
相場よりも高い金額で売れることもありますし、
相場と同等でも、なかなか売れないケースもあります。
不動産は唯一無二の存在ですので、ある人にとっては、その不動産の価値があり高く売れたり(例えば、売地と地続きの土地を所有していた等)、またはそのエリア自体のニーズが少ない為なかなか売れなかったなど、理由はさまざまです。
成約価格を知る大切さ
つまり、スーモやライフルやアットホームなどの、不動産検索サイトでの
「売出価格」は、参考にしか過ぎないということです。
相場を知るには、何よりも成約価格が大切!
現状、お客様ご自身で成約価格を確認する方法はあまりありませんが(情報量が少ないですが) 、下記サイトにてご紹介しています
業者選びのポイント
では、家を売る時の業者選びはどのようにしたらよいのでしょうか。
ずばり、信頼できる業者、信頼できる人を選ぶのが一番です。
インターネットが発達し、自分で多彩な情報収集が可能な時代です。
しかしフェイクニュースなどに代表されるように、自分自身でその情報の真偽や情報提供の意図をみきわめる力も求められる時代となりました。
情報をしっかりとみきわめていきたいものです。
満足度の高い売却のために
納得のいく不動産売却のためには、
「早く売却したい」「売却は急いでないのでなるべく高く売りたい」など、
ご自分の希望と、それによるメリットデメリットなどを考慮して検討し戦略をたてていく必要があります。


不動産売買は、
不動産の高額査定の惑わされることなく、信頼できる業者や担当者と巡り合い、
満足・納得の売買をしたいものですね。
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