内見をするときや、引越しやインテリアを考えるときに、メジャー(スケール)を使用する機会って多いと思います。
今回は、意外と知らない?!メジャー(コンベックス)の使い方・マメ知識についてご紹介して参ります。
目次
メジャーのマメ知識
実は動く先端部分!
実は、スケールの先端部分の金具が動くことをご存知でしたか?
あの銀色のひっかける部分です。
あの部分をひっぱったり、押したりすると、1mm位、前後に動くんです!
(動かないタイプもまれにあります)
もちろん、壊れているわけではありませんよ~!
メジャー、スケール、巻尺、コンベックス
ちなみに呼び名ですが、メジャーとか、スケールとか、コンベックスと呼ばれています。
英語圏では一般的にメジャーは長さを測るもの、スケールは重さを量るものを指すことが通常のようですが、
日本では三角スケール(サンスケ)に代表されるように、長さを測るものもスケールと呼ばれています。
メジャー
日本でメジャーというと、一般的にお裁縫などに使われるテープメジャー(巻尺)を指すことが多いようです。
固いものではなく、柔軟性のある柔らかい布や樹脂などに目盛りが振ってあるものです。
スケール
「スケール」とは、「メジャー」の別称で、日本以外ではあまり用いられません。
英語の “scale” には、「目盛、定規、縮尺、天秤」といった意味があり、英語圏ではキッチンスケールやウェイトスケール(体重計)など、重量を計測するものに用いられることが多いでようです。
日本では、設計図に「三角スケール」(略してサンスケと呼ばれることも)と呼ばれる縮尺定規を用いることがあり、建築現場などで定規や巻尺を「スケール」と呼ぶようになったと考えられています。
コンベックス
「コンベックス」とは、「メジャー」の一種で、次のような特徴があります。
- 先端に0基点となる爪が装填されているもの
- テープにRが付いているもの(テープに水平保持力をもたせるため)
- 本体内部にテープを引き戻す機構があるもの(バネの力でテープを戻す)
テープ巾・長さは数種類あり、巾は4mm~30mm、長さは0.5m~10mがJIS規格として存在します。
JIS規格で定義された正式な名称は「コンベックスルール」といいます。
英語「コンベックス(convex)」 には「凸(とつ)状の、凸形の」といった意味があり、「ルール(rule)」には「物差し、定規」という意味があります。
スケールの使い方
ゼロ点補正移動爪
動く先端部分の事を、「ゼロ点補正移動爪」といいます。
ひっかけることができる、先端の金具の厚さを考慮し、動くしくみになっています。
動くことで、ひっかけたときや押し当てたときに、金具の厚み分が補正されるのです。
ひっかけて使う
ひっかけて使う時は、先端が動くことにより、金具の厚み分隙間ができ 、ゼロ点を補正してくれます。
押し当てて使う
押し当てて使う時は、先端が動くことにより、金具の厚み分隙間がなくなり 、ゼロ点を補正してくれます。
精密に計測したいとき
まず、稀ではありますが、そもそもメジャー自体に狂いがあるものがありますので、念のために確認しておくとよいでしょう。
そして、二人で計測する時に、ゼロ点補正ではなく、100mm(10cm)部分を起点とし計測することで、より誤差を少なく計りやすくなります。
※その時に、10cm分を足すのと引くのを間違えないように!間違えると20cm分の誤差がでてしまいます。
色々なメジャー
本体に内寸が分かる小窓がついている、「内測メジャー」なども販売されています。
内寸を計測するのに、便利です。
また、窓がないまでも、本体寸法が明記されており、それを足せば内寸が分かるコンベックスもあります。
まとめ
通常では、「1mm単位の誤差なく計測したい」といった場合は少ないかもしれませんが、
DIYする場合等に役立つかもしれません!
家を建てる、売買する、引越しするといった場合には、なにかとスケールが活躍しますので、折角ですので覚えておいてはいかがでしょうか。
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