賃貸市場
不動産賃貸業を営む法人、個人を問わず、少子高齢化と人口減少を背景に世帯数は減少し、
賃貸住宅市場は供給過多が常態化し不動産賃貸業の収益を圧迫している。
しかし、そんな中でも満室フル稼働の物件が存在することも事実。
今後、賃貸不動産は激しく二極化してくる事が想像できる。
所有する賃貸不動産の市場価値を維持向上させるための策を講じない限り、
経年により陳腐化し、空室率を上げてしまう結果になる。
空室対策に即効性があるのは、【家賃を下げる】事かもしれないが、
その前に出来る事がないか考えたい。
先ず、考えたいアプローチ!
●リフォーム、リノベーションにより潜在需要層を発掘する。(商品価値を向上させる)
●管理業者(客付け業者)の再選定。(広告の作成能力や得意なエリア等を考慮)
●募集条件の適正化(敷金、礼金、更新料、事務手数料の緩和)
●テナントリテンション(入居者保持)
等が挙げられる。
テナントリテンション
その中で、最後に挙げたテナントリテンションが一番最初に考えたい対策かもしれない。
入居者が退去しなければ稼働率は100%。
故に現入居者に長く住み続けていただく事が究極の空室対策になります。
現入居者に対し、更新毎に家賃相場を考慮して賃料を下げたり、
設備をグレードアップしたり、年に何回か生活お役立ち商品をプレゼントする等が考えられます。
良い事例としては、オーナーがイベントを主催して、
居住者間のコミュニティを形成することにより退去率が下がったというお話もあるようです。
何らかの対策を講じない限り、厳しい状況から脱却は出来ないという事ですね。
THDC -Tokyo Housing Distribution Center-
東京住宅流通センター株式会社
https://thdc.co.jp