不動産広告
住宅の売買や賃貸探しをするとき目にするのが不動産広告ですね!
ネット広告や新聞折込広告、不動産屋の店頭でみることが多いと思います。
中でもまず調べてみるのは、ネット広告ではないでしょうか。
各種ポータルサイト(下記参照)や、
🔗suumo(スーモ)・🔗LIFUL HOME’S(ライフルホームズ)・🔗at home(アットホーム)、不動産屋のホームページ、ポスティング・折込チラシ等々、現在では容易にたくさんの情報を自分でも取得できます。
一つの物件情報(広告)には、たくさんの情報が掲載されているわけですが、
必ずチェックする一つが「アクセス」ではないでしょうか 。
【徒歩〇分って本当?】
今回は、物件情報をみるポイント「徒歩〇分って本当?」と題し考えて参ります。
歩くスピード
物件情報を見るとき選ぶときに、徒歩〇分って大切なファクターですよね!
でも、歩く速さには、
「大人・子供・お年寄り」や「男性・女性」といった違いから、
「坂道・平坦な道」や「元気のある時・疲れているとき・急いでいる時」…などなど、
その人・その時々・その環境で、歩く速さは違うものです。
もしかして、早歩きで計測?!・・・なんてことはありませんよ!
徒歩1分=80m
実は、不動産広告の表示は「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」にて、
【徒歩1分=80m】と定められていることをご存知でしたか?。
徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること。この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出すること。(施行規則第10条第10号)
直線距離ではなく道路距離で計算し、1分未満は切り上げして計算します。
計算例:830m÷80=10.375 ⇒ 11分 |
Web検索すると「1分=80m」を検証されている方もいらっしゃいますが、結構しっかりとしたデータに思います。
ドア to ドア
では実際に、歩くことを想定して考えてみましょう。
道路距離以外に考慮するポイントを挙げてみます。
「道路距離」vs「ドア to ドア」では、条件によって違いが出てきます。
「徒歩〇〇分」と広告に掲載されていても、思ったよりも時間がかかるなと感じる場合があります。
下記の要素を、事前に一度チェックしてみるとよいでしょう。
☑「駅とは、駅舎の出入り口や地下鉄の出入り口まで」とされています。特に地下鉄では出入り口から改札まで距離が長い駅や、また大きな駅では改札からホームまでの距離が長い場合もありますので、注意が必要です。
☑「信号待ちの時間や坂道等は考慮しなくてよい」とされています。信号の数やまた大きな交差点・踏切では待ち時間が長くなることも。
☑大規模マンション(タワーマンション)などでは、エレベーターの待ち時間や、敷地が広くマンショション出入り口までの距離がある場合がありますので、考慮が必要です。車の場合では、タワー式(機械式)駐車場では出庫までの時間を考慮する必要があります。
☑「坂道等は考慮しないてよい」とされていますので、坂道や階段などがある場合は、平坦な道よりも時間がかかる場合があります。
さいごに
長所と短所は表裏一体、背中合わせ!
例えば「駅近、商店街も近く便利」から推測されることは、
便利だけどその分往来が多くうるさいかも?、人の目があり歩く時間が少なく安全かも?、でも知らない人が入ってきても目立たないかも?
…などなど、視点を変えると見方が変わってきます。
メリット・デメリットあり、ライフステージやライフスタイル、その人その人の大切なことや基準がありますので、知った上で納得することが一番! 周辺環境の確認も含め、契約前にどうぞ実際に歩いてみて下さいね…♪
バスエリアについては、こちらをどうぞ
THDC -Tokyo Housing Distribution Center-
東京住宅流通センター株式会社
https://thdc.co.jp