住宅・不動産の市場は転換期を迎えている。
その背景には、人口減少、世帯数減少、少子高齢化等の
避けて通れない大きな社会的問題に直面しているからだ。
住宅市場の将来
現在、国は従来型のスクラップ・アンド・ビルド型の新築偏重の住宅市場から
ストック活用型の流通市場を形成すべく法律を整備して、量から質の時代への転換を掲げている。
国土交通省は【中古住宅・リフォームトータルプラン】を発表しており、
20年までに中古住宅流通とリフォームの市場を20兆円に拡大させていくとしている。(5年前は概ね10兆円前後)
今後、既存住宅の流通が活性化していくことは明らかであり、
付帯率の高いリフォーム・リノベーションの需要も底堅く感じる。
従ってリフォーム・リノベーション事業者の販路は広がるが、
反射的に業者間の競争が激化することも予想される。
質の高いリフォーム・リノベーション業者に選ばれるために必要なスキルとは!
①設計力
→ユーザーの嗜好に最小コストで応える提案力。
②施工力
→在るものに手を加えていくことは、新築よりも難しい 面もある。
故に建築士や建築施工管理技師のライセンスと充分な経験を持った技術者を確保していること。
③インスペクション能力
→既存住宅の現状性能を正しく把握して適切な提案力を持っていること。
④ファイナンシャルプランニング能力
→ライフスタイルに合った妥当な予算や融資モデルを的確に提案できる能力。
⑤アフターサービス能力
→維持管理の提案力と瑕疵担保の活用で顧客のリスクヘッジや建物の維持管理に関する適切な提案ができる能力。
以上が必要なスキルと考えられる。
顧客満足と業者
リフォーム・リノベーション業者は、
顧客側の多様なニーズに対応できるスタンスで営業するのか。
或いは顧客側を敢えて絞り込み専門特化したスキームで他社との差別化を図るスタンスで営業するのか。
何れかに絞り込む方がよいのかもしれない。
後者に徹する営業手法の方が面白味を感じる。
また、顧客側の満足度も高くなる。
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