無駄の効用
今朝、何時もと些かの変化もなく、
モーニングコーヒーを飲みながら新聞に目を通していると、
【無駄の効用】という記事を見つけました。
読み進めると嘗て私の人生経験にも同様の場面に遭遇したこともあり、
とても納得感のある記事でした。
記事を要約すると、
≪その時は無駄だと思っていたものが後で役に立った。≫
という内容のものでした。
大学受験に関係のない勉強も、
その時の経験が、20年後に役に立ったという内容が書かれていました。
又、老子の思想を表した言葉の一つに、【無用の用】というものがあり、
これは無用に見えるものが実は意外に役に立っていたというもので、
例えば、会社組織等で、仕事の成績が悪かった人を異動させたら、
残った人の関係が急に険悪になって生産性が大いに低下してしまったという話。
皆さんも、類似のご経験があるのではないでしょうか?
無駄かどうかは、【期間】と【目的】の二つを定めないと決まらない。
との記載も納得感がありました。
前者は、
期間が3年で捉えれば無駄になり、20年後とすれば無駄ではないと結論付けられる。
後者は、
仕事でいい成績を挙げる、という目的ではその人はダメだったかもしれないが、
組織において人間関係の潤滑油という大事な役割を果たしていたということ。
この記事を見て、とても心に染みました。
【学びには無駄はない】ということ。
特に人間関係においては、
【目に見えないところに物事の核心部分が隠れている】ということ。
この二つを学んだ気がします。
合理的か否かの判断も、
実は見えないところに切り込んで判断すべきことを教えてくれている気がします。
昔、人生の大先輩がよく口にしていたことを思い出しました。
【ロボットは命令動く。人は共感で動く。】と・・・
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