断捨離という言葉をよく聞くようになりました。
またそれに派生してか「ミニマリスト」という生き方も注目されています。
今回は「ミニマリスト」にお勧めな都心の狭小住宅(戸建住宅)にスポットをあてて参ります。
目次
ミニマリスト
ミニマリストって?
ミニマリストとは、できるだけ持ち物を減らし必要最小限の物だけで暮らす人のことを指します。
「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語です。
ミニマムではなく「ミニマル」です。
「ミニマム」も「ミニマル」どちらも最小限のという意味がありますが、ミニマルはただ最小限にするというよりは、「必要最小限に、限りなく少なく」といった意味合いが強く、ミニマリストのミニマルには、質や快適性が含まれているように思います。
自分にとって本当に必要な物はなにか、無駄をそぎ落とし、それによって自分にとって大切なことが増え、かえって豊かに生きられるという考え方の、近年広がりを見せている新しいライフスタイルです。
ミニマリストのイメージ(メリット)
ミニマリストといってもいろんなタイプの方がいらっしゃるとは思いますが、
一般的なイメージでは、
- 断捨離を極める
- 「私服を制服化」し、着替えに迷うことなく、衣料品買い物の時間も最小限ですむ
- バスタオルはおかずフェイスタオルですます、等、兼ねられるものを集約する
- 不必要なものは買わない、貰わない
- シェアで充分なものは、持たない
- 自分にとって必要と思えば、良質なものや高級品も購入する
- 趣味など必要であればお金を惜しまない
つまり、例えば、
引き算してミニマルにする 「私服を制服化し、シーズンにより数着ずつ持てば、着替えのコーディネートする時間(または購入する為の時間)をそぎ落とすと自分の時間が増え、また持ち物も少なく空間が増え、片付けもしやすく、出し入れしやすい、旅行や出張の準備も楽・・・等、結果豊かに生きられる」ということもあれば、
足し算をしてミニマルな暮らしを実現する 「お掃除ロボットを購入することによって、掃除の時間をそぎ落とし、自分の時間が増え、結果豊かに生きられる」といった考えもあります。
大量生産・大量消費、使い捨てといった現代社会において、新しい生き方ですね!
超都心の狭小住宅ミニマルハウス
都心の戸建住宅事情
都心の戸建住宅事情というと、東京の城南エリア等では、地価も高い!!
「土地をコンパクトに分筆し、駐車場一台分+延床80㎡前後位、3階建て、庭なし、」
といった建売住宅にした手の届きやすい価格帯の不動産が、都心の戸建住宅のトレンドでした。
※城南エリアとは:城=江戸城(現在:皇居)からみて、南のエリアのこと。行政区分ではないので明確ではありませんが、港区、渋谷区、目黒区、世田谷区、品川区、大田区あたりのことを指す場合が多い。
ミニマリストにマッチングする都心の狭小住宅とは?
家族で住むのに、80平米前後だとちょっと小さいかな?と感じる方も多いと思いますが、
都心の分譲マンションや戸建、またファミリー賃貸においても、実はこの広さは意外にもスタンダードです。
上記の住宅も狭小住宅とも呼ばれていますが、
ミニマリストの方にマッチングするのは、いわゆる狭小建売住宅よりも、もっとミニマルな狭小住宅「ミニマルハウス」です。
ミニマルハウスとは?
言葉の定義がきちんとあるわけではありませんが、ここではタイニーハウス(スモールハウス)よりも大きく、都心の狭小建売住宅よりは小さいものを「ミニマルハウス」と呼んでいます。
〔広さのイメージ〕
タイニーハウス(スモールハウス)< ミニマルハウス < 都心の狭小建売住宅
タイニーハウスとは?
タイニーハウス(Tyny House)とは、その名の通り小さな家です。家というよりも小屋といったほうがイメージにフィットします。
トレーラーで移動ができるようなタイプから、自分でDIYしてつくる場合もあります。
アメリカでは数年前からブーム!日本でもじわりと人気が出てきています。
タイニーハウスに関しては、こちらもどうぞ
ミニマリストにおすすめのミニマルハウスの選び方
ズバリこんな不動産がオススメ!
超都心・駅近(徒歩5分以内)、駐車場なし、延床50平米強位
今回は、戸建住宅にスポットをあて解説して参ります。
戸建vsマンションvs賃貸については、またの機会に記事にして参ります。
立地について
好立地・好アクセスの超都心
筆者は若いころ、ミニマリストといったわけではないのですが、
「無駄をそぎ落とし、時間を作り、仕事・趣味などを充実させる」ことに心血注いでいました(←大げさですが(笑))
結果、そうなると住居の場所が重要になるわけです。
どこにも出やすいよう、山手線の円の中心部あたり、駅から徒歩1分以内(厳密には30秒くらい?)の場所を賃貸ですが探しました。
移動時間が少なくなると、単純に時間が増えるだけでなく、移動にかける体力も節約できますし(他に使える)、移動にかかるお金も少なくなります(場合によってはタクシーという選択肢も取りやすい)。結果フットワークも軽く、生活の質の向上、そして満足度が上がりました。
ミニマリストの方も同様に、無駄をそぎ落とし質を向上させるといった部分を重要視していらっしゃる方が多いので、
山手線の内側や、都心まで電車で数駅、かつ駅まで徒歩5分以内などの
超都心で、好立地・好アクセスな場所がおすすめですね。
そういった場所は、坪単価も当然高くなりますが、
スペースが小さいと、その分トータルのコストは抑えられるわけです。
持ち物も最小限、シェアできるものはシェアするといったケースが多いので、
交通の発達している都心では車を所有せず、駐車場も不要と考える方も多く、
さらにミニマルな土地で充分です。
超都心のミニマルな狭小物件
延床50㎡強位のミニマルな超狭小物件(ミニマルハウス)
今まで都心に多くあった80平米前後の狭小物件よりも、さらにミニマルになった延床50㎡強位の不動産がおすすめです。
超都心の駅近(徒歩5分以内)、駐車場なし、延床50平米強位といった不動産は、
多くはないものの、実は、ポツポツと出てきます。
なぜ50㎡強位?
広さは、もっと小さくてもよいという方もいらっしゃるとは思いますが、
延床50㎡以上だと住宅ローン控除が使えるというメリットがあります。
また、住宅ローンの融資自体も土地や建物の面積要件があり、銀行によっては住宅ローンの取扱いNGということもあるので、ただ物件を探すのではなく、そういったことを含めた資金計画もしっかりしておきましょう。
その他ミニマリストにおすすめの不動産
近年、不動産投資に興味を持つ方も多くなりました。
人口減少の中、不動産投資も難しくはなってきていますが、
だからこそ賃貸需要の高い、都心・人気エリア・駅近での、賃貸併用住宅がおすすめです。
ミニマリストの方であれば、オーナー宅をコンパクトに出来る分、
賃貸部分(収益)も増えます。
「二世帯住宅(2室)+賃貸3室→1世帯→+貸4室→賃貸5室」といった、
フレシキブルな変化に対応した使い方も可能です。
また、住宅部分を半分以上にすると、賃貸併用住宅でもアパートローンより金利の低い住宅ローンの利用ができるというメリットもあります。
まとめ
狭小に強い東京住宅流通センターです
建築士事務所を併設している弊社は、
土地購入の為に、建設可能な建物についてまで、ワンストップでご対応できるのが強みです。
一般的な不動産屋では、設計まで精通しているケースは少ないのが実情。
あるお客さまからのご相談で、「この土地が気に入り購入したいが、希望の建物内容を複数社に設計依頼ところ出来ないと言われてしまい、困っている。」というご相談に乗ったところ、お客様のご希望を満たすプランを弊社にてご提案でき、土地を仲介させて頂いたというケースもございました。
弊社代表の今までのたくさんの東京城南狭小住宅の設計実績から、机上の設計ではなく、区によって違うルール、用途地域や地区計画等の調査、そして豊富な経験に基づいたご提案が功を奏した事例です。
運命の物件と出会うために
価値観やライフスタイルはひとそれぞれだと思います。
また、ミニマリストの方にも様々な方がいらっしゃると思います。
理想の住まいに出逢う為には、
まずは自分の理想の生活や資金計画について整理することが大切で重要な第一歩!
こちらの不動産コラムでは、さまざまなライフスタイルでの選択肢をご紹介しています。
記事を通して、理想の住宅へのインスピレーション・礎となれば幸いです。
THDC-Tokyo Housing Distribution Center-
🔗東京住宅流通センター株式会社