マンションを購入すると必ず付いて回るのが、月々の管理費と修繕積立金です。
表面的には出来るだけ安い方が良いと考えがちですが、それは誤りです。
極端に安い管理費と修繕積立金は要注意!
●管理費は共用部分の維持管理を行うための費用
通常は管理会社に管理を委託します。
委託の種類としては、
全面管理(管理業務の全てを管理会社に委託)、
部分委託(管理業務の一部を委託)、
自主管理(住人による管理。保守点検は専門業者と直接契約)
の3つに分類されています。
また、管理業務を委託している場合、
管理員が常駐、日勤、巡回という勤務形態があります。
この管理形態によって費用が変わります。
中でも自主管理マンションとなると、
住人が保守点検業務やその他、専門業者等と直接契約を行うので管理費が安くなる傾向がありますが、
その反面、それ相応の時間や労力を必要とすることとなります。
●修繕積立金の金額は、築年数が古くなればなるほど高くなるのが一般的
修繕積立金は、
長期修繕計画の概算工事費用の総額を元に、
マンション全体の月額を出し、区分所有者が専有面積で按分して負担するものです。
新築当初は、それほどメンテナンスの必要はありませんが、
築年数が古くなればなるほどメンテナンスの必要性が高まり、
修繕積立金が見直され高くなっていく傾向があります。
新築後10 年くらいまでは、管理費より修繕積立金の方が安いケースもありますが、
築年数が10年を超えても修繕積立金の方が安いケースは少し問題があるかもしれません。
将来必要なメンテナンスの時期に多額の一時金を徴収の恐れがあります。
一時金とは、修繕積立金で賄えない場合に徴収するお金で、
場合によっては数十万かのお金が急に必要になることもあります。
記述した様に、
管理費と修繕積立金については、その内容についてよく理解しておく事がとても重要です。
物件を探す場合は、
管理費や修繕積立金の相場からあまりかけ離れていない適切な費用を徴収しているマンションを
選んだ方が良いかもしれませんね。
THDC -Tokyo Housing Distribution Center-
東京住宅流通センター株式会社
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