古いアパート等はよく隣家の騒音トラブルの問題が発生することがあります。
マンションやアパートの各住戸を区切っている壁(界壁)については、
小屋裏または天井裏まで達するように設ける必要があります。
また、界壁の構造は政令で定める技術的基準に適合させる必要ががあり、
隣接する住戸から発生する日常生活に伴って生じる音を、
衛生上支障がないよう低減するための性能が規定され、
また、延焼しやすい部分の防火の観点から界壁は準耐火構造とする必要があります。
古い建物を改修してアパートにした物件等は、各住戸を区切っている壁(界壁)が
法の定める構造規定と遮音性能に準拠していない物件もありますので、注意する必要があります。