グルニエって聞いたことありますか?
なんだかおしゃれな響きです(笑)
今回は、グルニエについて解説して参ります。
グルニエ
グルニエとは
グルニエとは、フランス語で「屋根裏部屋」のことです。
日本では、屋根裏の収納について指すことがほとんど。
一般的には、下記の写真のように、折り畳み式の階段(はしご)で昇り降りするタイプが主流です。
グルニエの写真
ロフト
ロフトとは?
住宅でロフトとは、天井を高くして部屋の一部を2層式にした上部空間のことを指すことが多いです。
賃貸ワンルームなどでよくみられます。
物置として活用するほか、寝所として活用する場合も。
ロフトの写真・イメージ
グルニエ・ロフト・小屋裏収納・屋根裏収納
それぞれの違いは?
グルニエは「収納」的、ロフトは「部屋」的な感じの区別もありますが、小屋裏収納や屋根裏収納と併せて、実際には、どれも同意語として使われているのが現状です。
ちなみに、こんな分類もできるかもしれませんね。
・「グルニエ」…フランス語
・「ロフト」…英語
・「小屋裏収納」「屋根裏収納」…日本語
メリット・デメリット
グルニエやロフトは、原則、延床面積に参入しなくてOKなのがメリット!
例えば容積率めいっぱい居室をつくり、グルニエで建物の収納力をプラスする…等、おうちをバリューアップさせることが出来るわけです。
ただ、階段というより「はしご」のケースがほとんどなので、
そのはしごを、重いものを持って昇り降りするのは結構大変!
足場はせまく、片手は手すり、もう一方の手には荷物なわけですから。高齢になると活用が難しいケースもあるので考慮が必要です。
筆者も、ダンボールに入れた書類を収納しようと思いチャレンジするも、断念した事も。
結局、ダンボールのみをまず屋根裏へ持っていき、書類は少しずつ小分けにして持ち上げました(笑)
また、賃貸ワンルームに多い、お部屋のしきるロフトタイプでは、ロフト分の収納力アップが大きなメリットになります。
ワンルームではコンパクト故に収納の悩みが付きものですが、同じ広さのお部屋でもロフトがあるかないかでは大違いです!
ロフトは天井が高く開放感があるのが魅力ですが、その分空調が効きにくくなることもり、サーキュレーターを使うなどの工夫も必要です。
建築基準法の取扱いは?
建築基準法では、天井高を1.4m以下、床面積を直下の階の2分の1未満に収めるという制限があります。
グルニエもロフトも、建築基準法上は違いはなく、どちらも「小屋裏物置等」という同じ扱いになります。
🔗小屋裏物置等の取扱い|新宿区
🔗小屋裏物置等の取扱い|世田谷区
🔗小屋裏物置等の取扱い|調布市
固定階段を設ける可否について等、詳細の条件は行政により判断が異なるので、実際には図面をもって相談するとよいでしょう。
まとめ
お部屋のひとつを収納部屋として利用している方も多いと思います。
居室ではない「サービスルーム」や、今回ご紹介した「グルニエ」や「ロフト」は、延床面積には参入されませんが、家全体をバリューアップさせてくれます。
物件検索をする場合に、延床面積だけで判断するのではなく、「グルニエ」「ロフト」「サービスルーム」等に着目すると、掘り出し物件がみつかるかも知れません!
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