日本三大だるま市のひとつ「深大寺だるま市」
深大寺の諸行事中、最大の行事が「厄除元三大師大祭」だそうで、
だるま店を中心にたくさんの露店が並び、境内や門前がだるまの朱色に染まる光景は圧巻です!
※2023厄除元三大師大祭・だるま市は、3月3日、4日開催です。四年ぶりに「お練り行列」を執り行うとのこと。
※この記事は適宜最新内容に校正し再投稿しております。初回投稿2018年3月
※情報は執筆時点のものです。
目次
深大寺だるま市
日本三大だるま市のひとつ「深大寺だるま市」
毎年3月に行われる深大寺の最大の行事「厄除元三大師大祭」
それに合わせて境内で行われるのが、「深大寺だるま市」です。
大師様のご威力にあやかる縁起だるま市では、境内に大小約300余の縁起だるま店を中心とした店が並び、人・人・人で身動きできないほど!
境内や門前がだるまの朱色に染まる光景はみごとです。
深大寺は、都内では浅草寺に次ぎ2番目に古いお寺。
江戸時代の文献には、参詣者が「近郊近在より群参す」と記されているほど、深大寺の元三大師大祭は歴史と伝統のある行事です。
その昔は出会いの場だった?!
現代のように、SNSや電話・手紙等の通信手段の発展していない江戸時代、
だるま市は、人々の出会いの場だったと聞きます。
お仕事や男女等の様々なご縁を結ぶ、縁結びの場でもあったのですね!
だるま市日程
例年、深大寺山門の紅梅白梅が見ごろを迎える3月3日、4日の両日にわたり開催されます。
今年の開催は
2023年3月3日、4日
です。
※令和5年の元三大師大祭・だるま市では、4年ぶりに「お練り行列」を執り行う予定です。(各日1時45分より。雨天時は屋内にて非公開)
〖だるま目入れ所〗
場所: 大師堂正面
日時: 3月3、4日 9時~17時元三大師大祭期間中(3月3日・4日)は、公共の交通期間でお越しください。
深大寺通り 両日とも一方通行(10:00~16:00)
※三鷹通りから進入は不可。武蔵境通りより進入下さい。
だるま開眼所「阿吽」
深大寺だるま市の特徴ともいえるのが、
達磨の目に『文字』を入れるところです!!
達磨といえば、黒い丸い目を入れるのが通常ですが、
境内のだるま開眼所で、新しいだるまに物事の始まりを表わす梵字の「阿」、納めのだるまには終わりを表わす「吽」を、 僧侶の方に1つ1つ入れてもらえます。
ダルマの目に梵字(インドの古い文字)を入れるという深大寺独特のもので、古来「阿吽の呼吸」という言葉より、新しく求めたダルマの左目には物事の始まりを意味する「阿」字を入れて開眼し、心願叶ったダルマの右目には物事の終わりを意味する「吽」字を入れ感謝の意を込めて寺に納めます。引用:深大寺HP
達磨のサイズの選び方
沢山の達磨店にたくさんのダルマ、
いったいどれを選んだらよいのやら・・・?といった感じですが、
「まずは小さなダルマを購入し、一年ごとにサイズを大きくしていくと繁栄する」 と言われているそうですよ!
いったいどこまで大きくなるの?!と思いますが(笑)、「大きくなったら、小さいサイズへ戻り初心に返る」もしくは「ある程度の大きさになったら〔重ね重ねご繁栄〕という意味で、毎回同じ大きさを購入する」のだそう。
反対に、大きな願いやトラブルが多いと感じるときは、大きい方が魔除け力が強いので大きいサイズから始めて小さくしていく方法もあるのだとか。
迷ったら、だるま店の方に色々聞いてみるとよいかも知れませんね!
達磨の名入れ
達磨も、金・銀・白・黄・ピンク色などのカラーの風水だるまや、フクロウのだるま、まねき猫などなど、赤いベーシックなだるま以外にもいろいろあり、見ていて楽しいです。
また、だるまを販売している露店によっては、文字を入れてくれるところもあります。
だるま市へ訪れると、沢山の達磨でサイズや色等どれにしようか悩みますが、弊社用にお顔に「商売繁昌」のあるベーシックな赤い達磨に決定!購入した露店で弊社の名入れして頂きました。そして、僧侶の方より「目入れ」もして頂きましたよ…♪(お写真は2018年)
だるま市限定御朱印
だるま市では、限定の御朱印を頂けるそうですよ…♪
また、深大寺オリジナルの御朱印帳は、まさにこの時期美しい山門の紅梅白梅と
国宝・釈迦如来像がデザインされた西陣織の薄紫をベースとした、素敵な御朱印帳です。
※お写真の御朱印帳は国宝指定以前のもので、現在は国宝という文字が入ります
参考URL
深大寺いろいろ
亀島弁財天池と国宝白鳳仏
以前朝のニュース番組でみたのですが、
深大寺の亀島弁財天池で「かいぼり」が行われたそうですね!
※かいぼりとは、池の水を抜き溜まったヘドロ除去や外来種駆除をする作業
2017年3月に国宝指定された深大寺の「銅造釈迦如来像(白鳳仏)」ですが、
『慶応元年(1865)の深大寺諸堂炎上で、白鳳仏を池に入れて守った際に指が欠けてしまった』という逸話もあり、その指が出てくるのでは?という期待もあったそう。
残念ながらそれはなかったようですが、池も澄んで綺麗になり良かったですね!
参考URL 🔗深大寺国宝「銅造釈迦如来像(白鳳仏)」
参考URL 🔗深大寺の亀島弁財天池で「かいぼり」が実施 フォトレポート|調布市区役所
ゲゲゲの鬼太郎
そうそう、深大寺といえば、門前にある鬼太郎茶屋に代表されるよう、鬼太郎も有名です。
参考URL 🔗鬼太郎茶屋
最近は、妖怪というと、「妖怪ウォッチ」しか知らない子供たちも多いようでさみしいのですが(ゼネレーションギャップです)、2018年4月より「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメが放映されるようですね…♪追記2021年:気づけば終了したようです。
参考URL 🔗新番組「ゲゲゲの鬼太郎」|東映アニメーション
キャラクターたちも現代風に進化しているような?!
タイムスリップしたような風情溢れる街並みも素敵な深大寺、深大寺山門の紅梅白梅も美しいこの季節におすすめしたいスポットのご紹介でした。
THDC -Tokyo Housing Distribution Center-
東京住宅流通センター株式会社
https://thdc.co.jp